キザでおしゃれな「鬼警部ブルガリ三四郎」が活躍する人気ドラマの打ち上げに招かれた古畑任三郎。美人脚本家に寄せる淡い恋心。ついに明かされるか、古畑の知られざる私生活、と言った趣で幕を開けたファイナル。
古畑の最終章に相応しい犯罪は何?。もちろん三谷殺し。犯人は誰?。もちろん三谷自身。なるほど、双子の美人脚本家はそういうことか。古畑がTV製作の裏側を舞台に、松嶋菜々子に姿を変えた三谷幸喜を追いつめる。
スポットライトの輪の中から歩み去る古畑を捉え続けて来たカメラが、今日は古畑と脚本家のラストダンスを愛おしむように写しながら静かに遠ざかる。古畑の姿が小さくなっていく。古畑が去るのではない。我々が彼の世界から退場するのだと気づかせてくれるラストシーンが美しくも切ない。
ハイセンスで心優しい趣向を堪能させてくれた3夜連続のファイナル。新年早々とても豊かな気分にさせてくれてありがとう。
古畑から「鬼警部ブルガリ三四郎」がスピンオフするってのも面白いな。愚息2号に同意を求めたが、脚本家が捕まっちゃったんだからそれは無いだろ。とたしなめられた。そっか。そうだったな。