2007/03/23

「日本美術が笑う」展

午前中は地元で義父の墓参。午後からは両親の墓参に大井町まで。電車の中ではロング・グッドバイを読むが、気がつけばトロトロしている。寝不足のせいだが、清水訳よりはるかに饒舌なマーロウのせいだったかも。
形通りの墓参。若い時は軽んじていたが、最近は素直に手を合わせている。ほんと、いつの間にか歳取っちゃったんだよなぁ。

大井町から品川経由恵比寿下車、日比谷線の改札でSuicaを試してみる。無事通過できてホッとする。六本木下車。

日本美術が笑う展 森美術館
日本美術を「笑い」を軸に縄文から20世紀初頭までを通観しようという試み。一般的にユーモアはシリアスより軽んじられる。美術作品も例外ではないから、これはチャレンジングな好企画と言える。

実際、巧みに構成編集された展示には、するするっと方向付けられ、そのまま啓蒙されてしまうような説得力があるが、自分で、笑える作品と笑えない作品に分類しながら見るのも楽しい。

埴輪の動物達の、愛すべき稚拙さといった味わいに心和ませられるし、洛中洛外図の大胆なる稚拙さ加減には、その正々堂々とした臆面の無さがいっそ痛快で、この企画の目玉のような勢いもあった。あれは反則だと思うんだが。

後半の 笑い展 は理論的裏付けが必須の現代美術だけに、うーん現代の社会的病理現象っぽい作品が沢山、笑える作品は少なく、結構疲れてしまった。