2008/09/28

アイアンマン

最新兵器を売込みに行った先でゲリラに拉致されたトニー・スタークはゲリラの裏をかき辛くも脱出する。しかし兵器製造に虚しさを感じ、トニーは経営方針の転換を図ろうとする。

ロバート・ダウニー・Jrが天才的な発明家であり辣腕の経営者というカリスマを切れ味良く演じてとてもカッコいい。傍若無人な振る舞いにも知性と憂いが感じられて魅力的だ。アイアンマンの初号機から改良2号へと開発エピソードが展開していくところの楽しさは抜群で、洗練の度を高めていくアイアンマンのメカニカルデザインの面白さに派手なアクションも加わり、何だかプロジェクトXなどと同質のカタルシスさえ感じられる。

スキンヘッドにひげという珍しいビジュアルで役作りに挑んだジェフ・ブリッジスが、これまた素晴らしい重量感で作品に風格を添えている。グウィネス・パルトローも初々しくて良かった。男の中の少年の夢を全てかなえてくれるような、心配りを感じさせる脚本と痒いところに手が届いた演出。おもてなしの心溢れた、爽快で痛快なアイアンマンの仕上がり具合がとても楽しい。

原題:IRON MAN
監督:ジョン・ファヴロー
脚本:マット・ハロウェイ / アーサー・マーカム
撮影:マシュー・リバティーク
音楽:ラミン・ジャワディ
出演:ロバート・ダウニー・Jr ジェフ・ブリッジス テレンス・ハワード グウィネス・パルトロー
2008年アメリカ
配給:ソニー・ピクチャーズ