2006/07/02

カーズ


「カーズ」初日。心待ちにしていた1本。夫婦50割引なら安いが、今日はそんな気分ではなくレイトショーまで待って出かけた。そしたら何と、今日は映画の日で一律1000円。なんか釈然としない。

そんな気分も前座の短編で有散霧消。二人の大道芸人が子供からおひねりを得ようと芸を披露するが決着がつかず、技をエスカレートさせながら際限の無いバトルに突入して行く。シックなビジュアルにエスプリを効かせたお洒落なコント。ピクサー恒例のオマケ短編が今回も又、憎いくらいに和ませてくれる。

本編の「カーズ」。ピクサーが、これまでに生み出して来た魅力あるキャラクターやストーリーの数々。それらに比べて、更に魅力と面白さを増したこの車達。

「ルート66」沿いの、時代に取り残された小さな街「ラジエーター・スプリングス」!を舞台に、マックイーンやロック・ハドソンなどと呼ばれる車達が、表情と動きの絶妙さで繰り広げるハートウォームなドラマ。乾いた風景と好一対のピクサーらしい叙情が心地よい。

空気の深さが存分に表現された風景描写が見事。60年代の輝きがノスタルジックに甦える「ラジエーター・スプリングス」の美しさ。老人から子供まで、誰もがそれぞれの経験を通して車達の姿を受け止め、楽しむことができることだろう。
傑作。