2006/07/15

吾輩は主婦である  最終話

とうとう終わってしまった。

7週目から毎日1エピソード完結の定型を破り、展開に切れ目がなくなった。最終週に入って、吾輩は行方知れず。別れの予感に切なさ盛り上げては、キレたギャグで混ぜっ返す連日の泣き笑い。この無茶苦茶な設定の、それでいてじんわり心に沁みてくるお話の決着を、一体どうつけたものか。最後の最後まで先の読めない展開のまま、あぁー、とうとう全話終了してしまった。

楽しかったなぁ。
ソープオペラでありながら、スクリューボール・コメディーでもある。しかも二人の子供がいる夫婦の純愛!という超絶変化球。漱石に憑依された変な主婦を丸ごと愛して止まない夫と家族と愉快な仲間達。毎日留守録を見続けたこの2ヶ月、つまらなかった日は一度として無かった。

迷いもない、ブレもない、臆面もない。人間観察と表現の妙。心優しくも劇薬成分含んだ台詞。クドカンの紡ぎ出す言葉に演者は輝き、その輝きに視聴者は打たれた。
緩急自在の展開。終盤の伏線が鮮やかに決まり続ける快感。知的で計算し尽くされた骨格に、情緒豊かな肉付けも見事な脚本。行き届いた心配りも刺激的なドラマでした。来週が淋しい。

期待に違わずそれ以上の、またもや宮藤先生にはいいもんみせてもらった。ありがとう。それにつけても、大人計画のなまはげとももえ、よかったなぁ。