
ジョシュ・ハートネット、ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ベン・キングズレー。むちゃくちゃ豪華キャストなのに、宣伝も地味な扱いのまま公開 された感だし、ラッキーナンバー7という邦題も今いちイメージしにくい。ちょっと怪しいんだよなぁ。何と言うか、よくある豪華キャスト故の失敗作?。例え ばオーシャンズ11、12みたいな?。その可能性はあるよなぁ。でもこのキャストだったら観ない手は無いし。チケット買う迄葛藤が続いた週末のレイト ショー。
公私に渡って災難続きのジョッシュ・ハートネット。生活立て直しに友達のアパートに転がり込んだが、どういう訳か対立するギャング双方から身に覚えの無い借金の取り立てにあい、小突き回され、何が何だか分からないうちにヤバい仕事を押し付けられてしまう。
一体全体どうなってんだと、戸惑い、ぼやくジョッシュ・ハートネットが若々しく実にセクシーで大変よい。若手で1番の魅力だ。
ギャングのボスがモーガン・フリーマン。対抗勢力のラビにベン・キングズレーというキャスティングの贅沢さにも、文句のつけようが無い。更に更 に、主人公に絡むルーシー・リューが超絶キュート! この女優さん、こんな魅力的だったとは、全くもってびっくりした。女の人は分かんないよねぇ今更だけ ど。謎の殺し屋ブルース・ウィリスもいつもの寡黙なキャラで手慣れたもの。
プロローグをいくつもみせられるようなとりとめのなさが、それなりの流れを見せ始める迄、絵柄の面白さと手際の良い演出でスッと導入する。中盤は 時にゆるい感じなきにしもあらずだが、そこは後半できっちり回収してくれる。とにかく緻密な構成で計算も行き届いた脚本を魅力的な役者が余裕で演じ、演出 も遊び心を忘れず軽快なテンポを維持している。
ユージュアル・サスペクツのように重くない。スナッチほどに能天気でもない。パルプフィクションほどにイカレてはいない。でも負けないくらい面白い。洒落て小粋なクライム・サスペンス。ハードボイルドなタッチもお見事なサービス満点の、これは傑作。
製作年度 2006年
原題:LUCKY NUMBER SLEVIN
監督:ポール・マクギガン
脚本:ジェイソン・スマイロヴィック
撮影:ピーター・ソーヴァ
出演:ジョシュ・ハートネット ブルース・ウィリス ルーシー・リューモーガン・フリーマン ベン・キングズレー スタンリー・トゥッチ