井上雄彦展 (上野の森美術館)
最終日前日の5日(土)午後、愚息1号と出かけた。しかし、入場整理券の配布は午前中で終了でいくら並ぼうと入場叶わぬと知らされ、あえなく頓挫。そのようなシステムだったとは知らなんだ。長蛇の列を前に己の不明とドジ加減を呪った。行く当てを無くし、上野の山で途方にくれた。西洋美術館でコロー展が始まったばかりだが、気がのならない。三秒迷って国立博物館に向かう。
特別展「フランスが夢見た日本-陶器に写した北斎、広重」を観る。
19世紀後半、ジャポニズム華やかなりしフランスで浮世絵の絵柄を元にして作られた高級食器の数々。その原画を丹念に掘り起こして対照展示してある。北斎漫画などを手本にしたルソーセットのプリミティブな味わい。浮世絵をそのまま描きだしたかのランベールセットのモダン。フランスが発見した日本の魅力を教えられる妙な感じが新鮮で面白かった。武蔵が駄目ならせめて刀でも拝んでこようかと常設の展示へ。日本刀のコレクションを観る。冴え冴えと輝く刃と緊張感漲る刀身の反り。観るうちに畏敬の念が生じ、次第に気持ちも鎮まってくる。日本文化の洗練を深く感じる。
武蔵もだが、歌舞伎座7月昼の部、買おうとしたら既に完売。2500円の席がヤフオクで10000円でも落とせなかった。武蔵も義経も凄い人気なのである。