名作「西部戦線異常なし」のエンディングへのオマージュ感溢れるオープニングは意外だったが、更に驚いたのは長廻しのカメラがそのままノーカットで空に舞い上がったり地上に降りたり、要は全篇くま無くバリバリのCGで固め尽くされていたこと。
才人ケネス・ブラナーの野心的なモーツァルト「魔笛」の映画化だが、設定を第1次世界大戦の西部戦線に移したことによって、テーマの今日性を前面に出すことが出来たものの、ロマンティックな要素との折り合いが悪く全体に中途半端な印象。CGも魅力に乏しい。
監督・脚本:ケネス・ブラナー
音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
出演:ジョセフ・カイザー 、 エイミー・カーソン 、 ルネ・バーベ 、 リューボフ・ペドロヴァ