GWはじめの日曜日。朝6時半に家を出て箱根に向かう。
朝から西湘バイパスは伊豆箱根方面に向かう車が多いが、小田原経由国道1号に降りてからも流れは申し分無い。
湯本の温泉街を過ぎれば山の緑がぐんと迫ってくる。朝の光にきらめく新緑のトンネル。先行車も後続車も充分な車間距離を保ったまま、大平台から宮の下へと快適に走り抜ける。
宮の下には、古くはチャップリン、近くはジョン・レノンが泊まったホテルの、道路を挟んだ向かい側に町営の温泉がある。ここはアヂアヂだがきめ細かな源泉がゴボゴボとふんだんに溢れかえる掛け値無しの掛け流し。抜群眺望、豊富湯量、格安料金の名湯がある。以前はよく通ったが、開業時間が7時から9時に変ってからは足が遠のいた。
名湯の目印を横目に、宮の下のT字路直進し仙石原に向かう。宮城野あたりまで上がってくると、緑も新緑というより、未だプヨプヨとした新芽で、その頼り無い感じがいい。盛期は過ぎたとはいえ、遠くの山肌に点在する山桜の淡い色合いも堪らない。
道路も独占状態で、時折対向車がすれ違うだけ。うぐいすも驚く程近くで鳴いている。新緑の箱根路を堪能しつつ、仙石原の温泉についたのが午前7時を回った頃。道が空いていれば本当に近いのだ。
小さな旅館の立ち寄り湯。初めて利用する。こんな時間から大丈夫。料金1000円也。早速入湯。先行者2名に朝のご挨拶。光が差し込む浴場の湯船に浸かる。年寄り臭くて嫌なんだが、声にならない声がどうも出てしまうなぁ。白濁した湯はきちんとした熱さと柔らかい肌触り。配偶者に聞けば、女湯は庭園に面して広々としていたそうだ。この日は女性の泊まり客が多くいため、小さい方を男湯専門にしたらしい。湯質も環境も申し分無い。また来よう。
帰路は仙石から芦ノ湖を通り、旧道をくだることにした。まだ8時台、車もそれほど増えていない。快適に走り続ける。
50になったらオープンカーを買いたいと思っていた。50を過ぎてオープンカーを買った。スバルのビビオTトップという名の愛車は、発売当初某自動車評論家が平成の珍車と評したという4人乗り軽自動車。トップは3分割、リアウインドは電動で昇降するという優れもの。
数年前に中古をネットで購入した。早く乗りたくて新潟の中古車ディーラーまで引き取りに行ったものの、帰りの高速でエンジンが逝ってしまったという曰く付きの車だが、分相応な感じで気に入っている。湯上がり、新緑、山桜、芦ノ湖、空いた道、好天。久しぶりに屋根を取っ払って走った。
竜宮殿から湖畔沿いを抜け、途中ツツジで有名なホテルで湖上を走る海賊船を眺めながら朝食。スクランブルドエッグは自分の方が美味く作れる。ツツジが満開になる前の庭園を散策後、ショップをのぞいてから帰る。
旧道は眺めがまた格別。熟年ハイカーの姿も多く、サイクリストも頑張っている。畑宿を過ぎると対向車が増えて来た。そろそろ上りが込み始めてくる頃。三枚橋から一国に出れば上りは数珠つなぎののろのろ状態。休日の箱根は朝に限るのだ。帰着11時。
その後洗濯干したり新聞読んだり少しばかり片付けて、昼飯食べたら眠くなってついうとうと。朝湯もいいが、体力無いもんで、結局その後使いものになんなくなってしまう。