近未来、機械生命体が支配する鎖国日本にアメリカから特殊部隊が潜入して、というストーリーをフルCGの3Dで描いたアニメ。
「マトリックス」以降の設定としては「マトリックス」を越えるものが見たいし、ましてやアニメならイメージも映像処理にも「マトリックス」以降を感じさせて欲しい。しかし、既視感のある設定やイメージばかリが次々に繰り出される。
モーションキャプチャーで人間の動きは滑らかだが、それが即アニメ的なリアリティーとして感じられるというものでもない。ジャンクな機械生命体の集合した怪物など、砂の惑星のサンドウォームそっくりなのも気になった。
CGを使ってこんな凄いこともできるんだよ、という作り手の意気込みは感じるが、創造性や独自性に乏しく、絵もキャラクターも薄っぺらでまったく楽しめない。絵に血が通わない、生きてない。一言で言うなら、人間が描けてないのだ。
悪党のキャラは明らかに松田優作だが、肖像権クリアしてるのか?
監督:曽利文彦
脚本:半田はるか、曽利文彦
音楽:ポール・オークンフォールド
出演:黒木メイサ、谷原章介、松雪泰子、大塚明夫、櫻井孝宏、森川智之、柿原徹也
2007年日本映画/1時間49分
配給:松竹