2005/09/18

アイランド

環境破壊された地上で、唯一破壊と汚染を免れた「アイランド」。高度に管理された密閉社会で人々は最後の楽園「アイランド」への移住を夢見て暮らしている。ユアン・マクレガーも同様だが、近頃どうも夢見が悪い。

マ イケル・ベイってのは、これまでの実績から言えば、やたら騒々しくて闇雲に破壊しまくるノータリンで大味なアクション大作を専門にする、ジェリーブラッカ イマーにサポートされた監督。という感じで、今回も期待薄の気分。ところが予想に反しこれが、とても面白いではないか。

何一つ不自由のない安定した暮らしに生じた違和感と疑念。
主 人公の行動が、謎、探索、陰謀、脱出、逃亡、反撃とスッキリストレートなのがまず良い。設定もよく出来ているしお話も判りやすかった。 アクションや破壊のスペクタクルは相変わらずの派手さだが、主人公の生存への意思と巧く関連づけられているから、スケールアップも納得出来る。展開上のア クセントとしても効いているし、何より「バッドボーイズ2バッド」の時のような虚しさを感じさせないのが良かった。

ユアン・マクレガーと スカーレット・ヨハンソンのキャスティングは新鮮味があるし、二人とも魅力的。ショーンビーンとスティーブ・ブシェミは求められる役割をきっちり消化して プロの余裕と安定感を感じさせるナイスな芝居。近未来のロサンゼルス市街のCGがイメージも表現もとても素晴らしく、これまた効果的。

それやこれやで、マイケル・ベイのキャリアに初めてプラス要素の作品が加わったような感じだが、ここんとこブラッカイマー印ならぬドリームワークス製作だってことも大いに関係ありそうだ。

2005年7月30日(土)