ジョエル・シュマッカー はハズレの少ない職人監督で結構好きなのだ。伝奇風味な予告編にもそそられたし。ただ、ジム・キャリーってところに、期待も不安も感じさせるものがあったわけだが、行く気にさせてくれたのは12月1日、1000円ポッキリ映画の日なのだった。
動物管理局に勤めるウォルターが誕生日祝いに妻から貰った古本。そこには23という数字の謎と自分のこととしか思えぬ告白とが記されていた。著者の正体を突きとめ、謎を明らかにしようとするウォルターに不可解な出来事が頻発する。
歴史上繰り返し登場するという23の謎。メインタイトルになっている割りには雰囲気作り以外の役割はなく、本流は追いつめられる男のサイコなサスペンスなのだった。伝奇と思って見に行ったらサイコだったって面白けりゃ構わないが、これはそんなに面白くない。
ギャグを封印したジム・キャリーンのエキセントリックな演技。ヴァージニア・マドセン意外な良い人振り。役者の好演と見せ方の巧い演出で何とか観られるように仕立て上げてはいるが、脚本の弱さはいかんともし難い。
原題:The Number 23
監督:ジョエル・シューマッカー
製作:ボー・フリン/トリップ・ヴィンソン
脚本:ファーンリー・フィリップス
撮影:ロバート・プレスリー
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:ジム・キャリー ヴァージニア・マドセン ローガン・ラーマン
ダニー・ヒューストン ローナ・ミトラ リン・コリンズ