2007年海外部門
順位 作品名 著者 版元 得点
1 ウォッチメイカー ジェフリー・ディーヴァー 文藝春秋 96
2 復讐はお好き? カール・ハイアセン 文春文庫 56
3 石のささやき トマス・H・クック 文春文庫 49
4 双生児 クリストファー・プリースト 早川書房 48
5 TOKYO YEAR ZERO デイヴィッド・ピース 文藝春秋 47
6 大鴉の啼く冬 アン・クリーヴス 創元推理文庫 42
7 夜愁 サラ・ウォーターズ 創元推理文庫 41
8 終決者たち マイクル・コナリー 講談社文庫 40
9 ハリウッド警察25時 ジョゼフ・ウォンボー ポケミス 39
9 ロング・グッドバイ レイモンド・チャンドラー 早川書房 39
週刊文春ミステリーベストとこのミスを比べてみる。
1、2位とTOKYO YEAR ZEROが入っている以外、面子が全く異なる。クック、コナリー、ウォンボーが入っている文春の方が感覚的に納得できる。このミスは本格の占める割合が高いのだ。
出版社としても、どちらにも4冊づつ、延べ5タイトルをランク入りさせた文春の独走ぶりは目覚ましい。ジャック・カーリーも文春だし。2位の「復讐はお好き?」も読んでみたくなった。ウォンボーは発売時に本屋数件でチェックしたが見つからず、以来ポケミス難民として未だに漂泊中だ。
ロング・グッドバイの10位。
この作品はランキングの対象外だろう。古典的作品であり、村上春樹の新訳にして完訳ということが興味の中心だ。評価となれば、作品よりそのものより翻訳に対するってことで、ランキングの趣旨とは折り合わないのではないか。コンペ対象外の特別招待作品とするのが見識ってもんだろう。でなければ無条件1位だ。早川書房のランキングは正しいと思うが、対象外とすればもっとかっこ良かったのに。