2007/12/14

このミス 08 海外篇

1ウォッチメイカー ジェフリー・ディーヴァー文藝春秋 144点
2復讐はお好き?   カール・ハイアセン  文藝春秋 130点
3TOKYO YEAR ZERO デイヴィッド・ピース  文藝春秋 112点
4物しか書けなかった物書き r・トゥーイ 河出書房新社 108点
5悪魔はすぐそこに  D.M.ディヴァイン 東京創元社 79点
6路上の事件   ジョー・ゴアズ      扶桑社 77点
7狂人の部屋      ポール・アルテ   早川書房 70点
7デス・コレクターズ ジャック・カーリイ 文藝春秋 70点
9J・D・カーを読んだ男 ウィリアム・ブリテン 論創社 68点
9目くらましの道上下 ヘニング・マンケル 東京創元社 68点

今年のランキング本で読んでいたのは1.6.7.(デス)の3冊のみ。このミスは1位10点から6位5点で投票された総合点で順位が決まるわけだが、この3冊を参考にランキングを考えてみる。ウォッチ・メイカーについては文句なしの面白さダントツの1位を支持。6.路上の事件と7.デス・コレクターズの得点がウォッチメイカーの約半分ということだが、これは実感とはかけ離れている。路上の事件はもっと下位でいい。
デス・コレクターズはもっと上位に位置する面白さだ。ジャック・カーリーの問題意識と洗練度の高さと新しさに刮目させられる。コストパフォーマンスからも、2095円のウォッチメイカーの1/3、771円という、ランキング中の最低価格ながら、面白さにおいては遜色がないというお値打ち本だ。馬鹿ミスとも言われるが、2作続けて端倪すべからざる力量とセンスの良さを発揮している。コスト優先で行けば完全に1位なのである。ただ、それでもディーバーは1位でいいと思わせるくらいに面白い。

その他の読んだ作品の点数を見ると
終決者たち    43点
ロング・グッドバイ40点
四つの雨     22点
キルン・ピープル 16点
インモラル    14点となる。

終決者たち、は評価低すぎ。キルン・ピープルももっと上だ。しかしハードボイルドは人気ないのね。