2008/04/19

うた魂

可愛くて歌はうまいが自意識過剰な合唱部の夏帆、好きな男子から歌う顔が面白いだと言われ大ショック。以来大好きだった合唱に嫌気がさし、大会予選を前に退部を申し出る。しかし熱いハートのライバルから「必死の顔に疑問持ってたら一生だせえまんまだ」と煽られて立ち直る。

という青春コメディーなわけだが、演出にセンスがなくて、ギャグは滑る、役者は馬鹿に見え、とくに間寛平の扱いはかわいそうだしで、しらけること甚だしく、浮つき加減も半端じゃない前半は痛すぎる展開。後半はそれでも、夏帆のナチュラルさと芸達者達の個人技、さらに決勝戦のステージパフォーマンスが加わって、ギリギリ作品として体裁が保たれたような有様。

文化放送と朝日新聞社が名を連ねた制作委員会。本業とは別にわざわざ娯楽映画をつくるなら、文化事業だろうと単なる金儲けだろうと、社名を傷つけぬクオリティーを示して欲しいもの。

監 督:田中 誠
脚 本:栗原裕光 田中 誠
主題歌:ゴスペラーズ
出 演:夏帆 ゴリ 徳永えり 亜希子 岩田さゆり 間 寛平 薬師丸ひろ子
製 作:『うた魂♪』製作委員会
2008 日活 120分