2009/09/05

九月大歌舞伎


久しぶりの昼夜通し。このところ遅寝早起きのが続いたので長丁場は体力的に不安だった。案の定、口開けの「竜馬が行く」からトロトロしていたが、いきなりグラッときたもんだで一気に目が覚めた。大した地震でなくても3階席は揺れが増幅されるようで迫力があるのである。

「昼の部」
「竜馬が行く」も3年目でとうとう最期の1日。潜伏中に発熱して暗殺されるだけの話でさっぱりしない。2年目が一番良くできて楽しかったかな。
「時今也桔梗旗揚」小田春永にトコトン虚仮にされた武智光秀の謀反。公演3日目、この時期には良くあることなのだろうが、台詞を忘れる場面が何度かあり、その都度舞台に緊張感が充満、物語とは関係なくハラハラさせられた。
「河内山」全然不良っぽくない河内山。本当に真面目な幸四郎
夜の部
「勧進帳」幸四郎、吉右衛門、染五郎の安定感
松竹梅湯島賭額 コメディー的な芝居にやたらテンション高くなる最近の福助

今月は演目が多めで昼の部と夜の部の入れ替えが20分ほどとせわしなかったりもしたが、体力、気力共に問題なく観劇できたのは嬉しい誤算だった。来月は蜷川演出の10時間通し「コースト・オブ・ユートピア」も控えているので体力向上、精力の増強に留意しなければ。